アパート事業を中心に展開するTATERU(タテル)は、一部社員による預金データ改ざんが発覚し、顧客となるオーナーやアパートの入居者、株を保有する株主に不安を与えました。
信頼回復のため対応に追われているのは想像できますが、今回の株主総会で現状が見えてきました。
例えば、契約中に不祥事が発覚し協議が行われた物件の中で実に9割は解決済みだという話が持ち上がっています。
さて、実際問題どうなのでしょうか。今回はTATERU(タテル)について改めて考えてみました。
Contents
株主総会で9割が解決済みという話も。改めてTATERU(タテル)について考える
2019年3月26日、TATERU(タテル)は第13回株主総会を開きました。
経営陣は株主に対して不祥事の説明や謝罪、今後の対応に関する説明、そして質疑応答の対応などが行われました。
一部の投資家の間では、今回の株主総会で不祥事の件はあらかた解決したと見る人も出てきています。
今後のTATERU(タテル)について、株主たちの声から考えていきましょう。
TATERU(タテル)は迅速な対応を行っていた
今回の総会で1番彼が言いたかったのはオーナーへの対応が何よりも先だと言うこと。現時点で9割近くは終わってる。残りも5月までには終わると言っている。
引用元:https://finance.yahoo.co.jp/cm/message/1835618/2cbf9cbe41201ab89304ab3e7bf1a720/105/1045
株主総会に参加した株主の話によれば、成約が決まっていたオーナーへの対応は9割近く解決しているという説明を受けたようです。
残りの対応も5月までに終わることを予定しています。
預金データ改ざん問題が表に出たのは昨年8月末なので、現在で9割解決できているということは、かなり迅速な対応をしていたと分かります。
こちらはアパートの成約数を示す資料ですが、不祥事の影響から3Qは45件、4Qは35件にまで成約数が落ち込みました。
2Qは255件の成約を獲得していますが、そのうち133件は受注が取り消しとなっています。
しかし、4Qの時点で50件の受注が再確定しており、それにより受注取り消し数は83件にまで抑えられました。
これも成約が決まっているものの不安に感じるオーナーに対して素早く対応したことから、成約数ゼロという最悪な結果を回避できたのではないでしょうか?
不祥事発覚後の対応では次の口コミが見られました。
TATERUの改ざん問題を日経新聞が報じてから2週間で希望者への返金を完了。今回のTATERU Fundingの対応はお見事だったと思う。みんクレ、ラキバン、グリフラと雲泥の差じゃん。
担当者のみなさん、お疲れ様でした。迅速なご対応に感謝します!— 小心タロウ@ソーシャルレンディングに挑戦中 (@viviri_man) 2018年9月14日
こちらはクラウドファンディング事業であるTATERU Fundingに対する対応ですが、解約申請を希望する人々に対して、TATERU(タテル)は、報道後わずか2週間で返済を完了していることが分かりました。
この対応に関しては良かったという意見が多く見られます。
タテルファンディング(TATERU Funding)への投資分(中途解約した)は、本日、全額返金された。
やはり、上場企業なのでこのあたりのコンプライアンス対応は迅速だった。ソーシャルレンディングは事業者の選別は必須だな。— サル (@saru_blog) 2018年9月14日
同じく契約どおり返金に対応してもらったことを評価しています。
再発防止策ではコンプライアンスの強化を掲げており、それを示すには行動する必要があります。
迅速な対応はTATERU(タテル)が示す誠心誠意の行動であり、コンプライアンスの強化に努めることを実証しているようにも感じます。
TATERU(タテル)が考える今後のリスク
TATERU(タテル)は株主総会で今後のリスクに対して次の話をしていました。
今後のリスクは信頼回復とともに売上を戻す事。
その対策も具体的には言えないが進めていると言ってる。
引用元:https://finance.yahoo.co.jp/cm/message/1835618/2cbf9cbe41201ab89304ab3e7bf1a720/105/1045
不祥事は株主だけではなく、アパートの既存オーナーや成約が決まったオーナー、取引先など様々な人の信頼裏切ることになりました。
これは関係者だけではなく、無関係な人にも影響を与えています。
今週はタテルからどのように同業他社に影響出てくるのか見極めだなぁ。
銀行も審査厳しくなってるって話?だし住宅販売系は今後やばいかもね。— いろぽん@Re:損から始める投資生活 (@iropnin) 2018年9月2日
預金データ改ざん問題の影響で、住宅関係のローン審査の基準を強化する金融機関が増えました。
今後不動産投資や不動産の購入で融資を受ける場合、不正がなくても審査に落ちる人が増えてしまう影響が懸念されます。
ただ、この傾向に関してはTATERU(タテル)だけの罪とは断言できません。
融資に関する不祥事ではスルガ銀行の話題も強く、他の同業他社でも同様の問題が報告されているとあります。
TATERU(タテル)の問題はスルガ銀行と違って組織的に不正が行われたわけではなく、一部の社員が行ったことが分かっています。いずれにせよ、業界全体の体質にも大きな問題があったと言えるでしょう。
株主に対しても信頼回復に力を入れることを宣言しているので、今後も真摯な対応が続けられることを期待しましょう。
今後、株主が期待すること
株主達は今後、TATERU(タテル)にどんな期待を寄せているのでしょうか?
総会出席された方々お疲れさまでした。悪材料は出なかったようで一安心です。これで灰汁抜けし、上昇に転じてくれたら良いですね。
引用元: https://finance.yahoo.co.jp/cm/message/1835618/2cbf9cbe41201ab89304ab3e7bf1a720/105/1023
TATERU(タテル)は株主に対して誠実な態度を見せており、マイナス要因となる材料は出てきませんでした。
立て直しに向かっていると感じている株主は少なくなく、株価の上昇を期待されています。
国内アパートは厳しいので、結構投資しているRobot Homeのでシステムが売れるといいな。
今期赤字、来季黒字化目指して、大口の底買いで資金が入ってくれればいいのだが…。
引用元:https://finance.yahoo.co.jp/cm/message/1835618/2cbf9cbe41201ab89304ab3e7bf1a720/105/1043
TATERU(タテル)のことに限らず、国内のアパート業は厳しい状況が続くと予想されます。
上記の口コミはTATERU(タテル)が自社で開発するIoT製品やシステムに期待する意見です。
IoT製品は人の暮らしをより便利にし、またセキュリティ強化も図れる設備として注目されています。
これからニーズが高まる可能性があるので、株価の上昇と経営の回復につながることでしょう。
選挙・オリンピック有でIoT事業に期待
特にRobot Home
IoT賃貸経営プラットフォーム「Apartment kit」
オーナー・入居者・管理会社の三者コミュニケーションを円滑化
今後のライフスタイルが大きく変わる。
引用元:https://finance.yahoo.co.jp/cm/message/1835618/2cbf9cbe41201ab89304ab3e7bf1a720/106/487
こちらもIoT事業に期待を持つ口コミです。
Apartment kitはTATERU(タテル)のアパートだけではなく、既存のアパートにも設置することが可能です。
周りのアパートと差別化を図りたいオーナーや付加価値を高めたいというオーナーに人気を集める可能性があります。
また、入居者とオーナー、管理会社のそれぞれが円滑にコミュニケーションをとれる体制が整っていれば、入居者とオーナーの不安は払拭され、安定したアパート経営を実現できるでしょう。
そうなれば、TATERU(タテル)を信用する人も再び増えてくると考えます。
入居率に与える影響は?SNSや掲示板から考える
TATERU(タテル)の不祥事は、管理を任せるアパートオーナーにとっても不安でしょう。
その理由は、アパートの評判が下がることで入居率に影響を与える可能性が危惧されるからです。
アパートの入居率に影響率はあるのか、口コミをご紹介しましょう。
久しぶりの道を通ったら近所にTATERUアパートができてました❗️
駐輪場が満車状態だったので入居は順調のようです。 pic.twitter.com/C91uGmRQ2r— ぐりーんりんく@投資2年目 (@greenlinkosaka) 2019年2月12日
こちらは2月12日のツイートで、駐輪場を見る限り空室率は低いと捉えています。
現在、アパートに住んでいる人で不正に関して気にしている人は少ない可能性があります。
悪い話に敏感な方は少なからずいると思いますが、入居者に直接影響があるわけではないので、急激に入居率が悪くなることはないと言えるでしょう。
レオパレスとタテルの大きな違いは入居者募集に影響があったかなんだよな
タテルはあまり影響は受けてないがレオパレスは個人はもちろん半分以上を占める法人や派遣会社が逃げ出してるってこと
引用元:http://anago.2ch.sc/test/read.cgi/stock/1550526640/722/
つい最近、同業他社であるレオパレスにおいて重大な施工不良が報じられました。
耐火性に欠けるためたくさんの人々が引っ越しをしなければならない状況に陥っています。
一方、TATERU(タテル)はアパート自体に問題はないため、そのような事態には至っていません。
同業他社の施工不良は長きに渡る上に、経営陣を含めた組織ぐるみで行われていました。
これを受けてオーナーや株主、入居者は怒りの声を上げ、様々な関係者を巻き込む事態に発展しています。
レオパレスの様に建物の不正がないかも調査して無かったと言っている。
引用元:https://finance.yahoo.co.jp/cm/message/1835618/2cbf9cbe41201ab89304ab3e7bf1a720/105/1045
TATERU(タテル)は建物に問題がないことを明らかにしており、そのことを株主に報告しています。
融資だけではなく、違法建築であれば入居率にも大きな影響を与える可能性があります。
しかし、施工不良はないとのことですので、アパートの質は依然として良好であると考えられます。
同じ改ざんでも、HPにあるようにTATERUは入居率98.4%の優良物件だからな。入居率50%にも満たないかぼちゃとはだいぶ違う面がある。
入居率98.4%だからな。かぼちゃとはだいぶ違う面がある。— 小野悠史@ちょっと不動産テックライター (@kenpitz) 2018年8月31日
他の預金データ改ざん問題と比較するツイートも見られました。
同じ問題を起こしたアパートはTATERU(タテル)の入居率を下回っており、物件の良さは圧倒的にTATERU(タテル)が上だと考える人も少なくありません。
入居者に与える影響は?SNSや掲示板から考える
続いては、入居者にどのような影響を与えるのかを見ていくことにしましょう。
Jトラスト、子会社日本保証は9行と提携し信用保証事業を展開、その中にはTATERUの物件に対する保証も含む、審査は金融機関とは別々に審査を行っており厳格な審査を行っている、審査は回収可能性に注目して実施されており、入居率が98%超で貸倒実績は皆無、従って現時点では影響ないと考える
— ありゃりゃ (@aryarya) 2018年9月3日
TATERU(タテル)の物件に関しては、西京銀行とは別の保証会社がきちんとした審査を行っていることから、入居率や入居者への影響はないと考えられます。
しかし、今回の事件が入居率に全く影響を与えないと言い切れないため、これからの動向には注目していかなければいけないと言えるでしょう。
TATERUの物件に実際に住んでいる入居者さんの意見として、住み心地とかIoTの利便性とか管理の満足度は、どうなんでしょうね。
実際に入居されている方から、スゴく良いとか、実際はそれ程良くないとか、IoTは便利とか、管理良くないとか言った、意見・書き込みが頂ければ良いのですが...— @投資 (@TatsuZo12) 2018年9月12日
これから入居を検討している人は、どのような物件なのか気になります。
そのため、このようにSNSを活用して情報収集をしている人もいます。
不正があれば、誰だって気になるので、情報収集をしたくなるという気持ちも良く分かります。
そもそもTATERU Apartmentの住み心地ってどうなの?
TATERU Apartmentの住み心地だけではなく、TATERU Apartmentと同じようなIoTアパートに入居している人の口コミを集めたので、ぜひ参考にしてみてください。
ちょっとしたところですが、そういう「ちょっとの面倒」を解決するのが音声アシスタントであり、そのちょっとした面倒の解決の積み重ねが居心地の良さに繋がる気がします。
TATERU Apartmentは最初から環境が整っていてしかも家賃も結構良心的。今、「ネット無料」の物件は当たり前に見るようになりましたが、近い未来に「スマートアパート」が普及することを確信しました。絶対来ます。
TATERU Apartmentの仕組みは市販の機器でも簡単に再現可能です。(鍵までやるとそこそこの値段になりますが。)
引用元:https://smartio.life/news/report/tateru-smartapartment/
TATERU Apartmentは、最初からきちんと環境が整っています。
それでいて家賃もそこまで高いわけではありません。
これは、入居者にとって大きなメリットの1つだと言えるでしょう。
これからは、TATERU Apartmentが手掛けているようなアパートがより身近になることも考えられます。
時代ですねぇ。
Amazon Echo標準装備の賃貸アパートはすごい。かの昔映画で見た、音声操作が当たり前になる未来が見えてきました。 https://t.co/rTMnOfWAxU
— シバトウ@Smartio (@shibartio) 2018年5月11日
ここ最近、Amazon Echoを購入するユーザーも増えてきました。ちなみにTATERU ApartmentではAmazon Echoが標準装備されています。
入居してすぐに便利な機能を使うことができるので、今までの暮らしとは大きく変化することでしょう。
近未来的な感じもしますが、それが普通になり始めています。
これからはさらに利便性が高い機能が搭載される可能性も期待できます。
Amazon Echoの音質はアパートで聴くには十分満足なレベル。
— いとゆ (@itoyu1192) 2017年12月9日
Amazon echoだけは風呂入りながら化粧しながらとかドライヤーかけながらとか今何時?とか外何度?とか聞くからめちゃくちゃ使う いちいちiPhoneみなくてもいいし超快適な支度時間が送れる
— Mako Nakamura ⛅ (@Mak0Nakamura) 2019年3月15日
Amazon Echoの音量や音質の感じ方は人それぞれです。
そのため、いまいちだと感じる人もいるでしょう。
しかし、アパートであればそこまで高音質ではなくても大丈夫だという人が多いのではないかと予想できます。
また、声だけで家電を操作できるのは、非常に便利だと感じる人が多いはずです。
時間や外の温度なども教えてくれるので、外出の準備をしている間にも活用できます。
このようなメリットがあることから、使いだすと手放せないという人もいるくらいです。
amazon echoとe remoteを導入し、部屋の中では「アレクサ、○○」と呼びかけるだけでテレビ、照明、エアコン、ルンバが動き、
外出先からはスマホで操作でき、その様子を外出先から確認できる無線カメラの設置が完了しIoT最高かよと感動している
これでねこぴも快適にお過ごしいただけるだろう— TKR (@cureDandy) 2018年11月23日
前にも紹介した
Remo とAmazon echoのおかけで
照明やテレビ、エアコンなどが音声認識で自動的にオフオンできます。1番気に入っているのは、
ネット経由でエアコンをつけられることです。夫と出掛けた際には、
最寄駅に到着した際に遠隔操作でエアコンを入れられるので今年の夏は快適でした。 pic.twitter.com/jAXZLgGpnN— ゼット (@S77872132) 2018年9月23日
そういえばこの週末にAmazon EchoとNature Remoを連携させたので音声でエアコンのON/OFFできるようになったー。家が快適になるって素晴らし。まだまだ暑さ残っているしね。
— m u (@miibook) 2018年8月27日
Amazon Echoと対応家電を導入すれば、外出先からも家電の操作ができます。
また、その様子を確認することも可能です。
これは、IoTならではの魅力の1つだと言えます。
ペットを飼っている人も、室内の様子が分かれば安心できるでしょう。
また、外出先からエアコンを付けられるという点も、Amazon Echoの大きな魅力の1つだと言えます。
特に夏場や冬場は、帰宅すると室内が暑すぎたり、寒すぎたりします。
それで快適に過ごすことが難しいという人もいるので、そのような人にはうってつけのアイテムだと言えるでしょう。
うちのAmazon Echoは「Alexa、おやすみ」で電気とテレビとエアコンを決してくれます。
子供抱っこしたまま出来るのがいいですね— イクサ (@IXA999) 2019年2月7日
Amazon Echoを活用することによって、子どもを抱っこしたままでも家電の操作ができます。
子育てをしているとなかなか手が離せないことも多いと思いますが、Amazon Echoを使えば簡単になります。
子育て世代にもおすすめの製品だということになるでしょう。
AmazonのEcho plus!
音声でテレビ、エアコン、電気など操作出来て、スマートホームを楽しんでいます!
話しかけていくうちに、とても愛着が湧く!#買ってよかったアワード2018 pic.twitter.com/XC2AEuQ0BP
— テイル (@421ag) 2019年1月30日
家具や家電も、使っていくうちにだんだんと愛着が沸いてくるものです。
Amazon Echoの場合は、自分自身の声に反応してくれるので、さらに愛着が沸きやすいのではないかと考えられます。
楽しみながら生活ができるようになるため、一人暮らしにもおすすめです。
IoTアパートの住みやすさに関してメリットに感じている方が多く見られました。
今後、IoTアパートはさらに普及していくことが考えられます。
TATERU(タテル)のこだわりがたくさん詰まった、IoTアパートも今後増えていくことでしょう。
アパートに住もうと考えている皆さんにも、新たな選択肢が増えたと言えるでしょう。