本日は、話題の冷蔵機能付き宅配ボックスについての特集です!!!
なんと、パナソニックの冷蔵機能付きの宅配ボックスが2019年からマンションに納入されることが発表されたのです!!
都心の新築マンションにおいては、宅配ボックスは標準で付いていることが当たり前になっていますよね。
ネット通販の市場拡大を背景にして、宅配ボックスがないと困るという人が増えているからです。
私も、ネット通販を頻繁に利用しますので、宅配ボックスがないと困ります。
ただ、今までの宅配ボックスで解決できなかったのが「要冷蔵」系の宅配物です。
これは今すぐにでもマンションに欲しい機能の一つですし、今後の新築マンションの選定基準に影響を与えそうな気がする機能です!!
冷蔵機能付き宅配ボックスのメリットデメリットを見ていきましょう!!!!
冷蔵機能付き宅配ボックスの概要
まずは実際に導入されているのか、導入される計画はあるのかという点について簡単にまとめてみました。
私は聞いたことがなかったのですが、一部の新築マンションでも既に導入されているとのことです。
導入実績・計画
下記が主なトピックになっています。
- パナソニックが2019年にもマンション向けに参入
- 郵便受け製造最大手のナスタは戸建て用を発売
- メキシコで、建設中の大型マンション3棟に試験的に納入する予定
- 実際に、三菱地所レジデンスが2018年1月に販売開始した都内のマンションに導入
- 三井不動産レジデンシャルも横浜市で2020年に完成されるタワーマンションの集配場に設置
特に気になるのは三井不動産レジデンシャルの・・・という部分ですね。
これは「ザ・タワー横浜北仲」ですね。
馬車道駅徒歩1分のタワーマンションで、1179戸の大規模物件になっています。
とある大手ディベロッパーの営業マンに聞いた話では、マンション業界の人もこぞって契約しにいったと言われているぐらい良い物件だったみたいです。抽選だったみたいですね。
その時は「そんなに人気なんだ」ぐらいでしたが、このマンションが人気になる理由が分かりました。
凄まじい売れ行きだったと聞いています。
立地や売り主、仕様などなど様々な要因があることは間違いないですが、冷蔵機能付き宅配ボックスは今後も増えることは間違いないでしょうね。
機能性や価格は?
冷蔵機能付き宅配ボックスですが、機能性や価格はいかがなものでしょうか。
価格としては、マンション向けは100万円を超えるものもあります。大手のフルタイムシステムのサイトを見てみましたが、価格が明記されていませんでした。下記ですね。
通常の宅配ボックスよりは価格が高いでしょうから、これが導入が進まない要因になっていたのかもしれませんね。
ナスタが販売する戸建て向けの宅配ボックスは20万円台になるみたいなので、マンション向けももう少し価格が下がると一気に普及しそうです。
パナソニックの商品は調べても出てきませんでした。
市場拡大
ここにきて冷蔵機能付きが注目されているのは、ネット通販業界でも生鮮品の宅配の競争が激化しており、今後のニーズが高まってくると予測されているからです。
日経からの引用ですが、下記のグラフを見てください。
食品の割合が増加していることが分かります。
近くのスーパーという常識から、生鮮品もネット通販で、という考え方にシフトしてきているということです。
住居の近くには何かしらのスーパーがあるケースが多く、一気に普及するとは思えませんが、共働き世帯の増加で買い物の時間すら短縮するというニーズが出てきていることは確かです。
アマゾンもアマゾンフレッシュに力を入れていますし、コンビニでも受け取れるようになりつつあります。
荷物を持たなくても良いし、買い物の時間が短縮されるというのは大きなメリットです。働く女性にとってはありがたいはずです。
今後の展望
結論、私は今後の普及を確信しました。
なぜなら、市場拡大だけではなく、人手不足が関係しているからです。
2018年も度々問題になった宅配事業者側の人手不足問題ですね。不在時であっても再配達をしなくて良いことで配達効率が上がり、人手不足の解消にも繋がりますからね。
宅配事業者側は冷蔵機能付き宅配ボックスの普及を待ち望んでているはずです。業界的な取り組みが始まってもおかしくありません。
まずは単価が高そうな都心のタワーマンション等に限られるかもしれませんが、今後、新築マンションで導入が進むのか注目です。
キッチンの天板が天然石だったり、吊り戸棚が標準でついていたり、食器棚が標準でついていたりと、物件によってコストをかけて付加価値を上げているケースが見られます。
他社との差別化という観点で、コストをかけてでも冷蔵機能付き宅配ボックスを導入する物件が出てきてもおかしくありません。
マンション向け宅配ボックスの動きに注目です。